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獣医師が伝える犬猫の病気や治療の考え方

【獣医師が解説】犬の腎臓病にフードはどこまで重要?おすすめ食事管理と注意点

※本記事は、獣医師の立場から
犬の腎臓病(慢性腎臓病)における食事管理の考え方と、
現実的に続けやすいフード選択について解説しています。


犬の腎臓病は「珍しい病気」ではない

犬の腎臓病は、

  • 高齢になるほど増える
  • 初期は症状がほとんど出ない
  • 気づいたときには進行していることも多い

という特徴があります。

動物病院でも、

  • 「少し数値が高いと言われた」
  • 「年齢のせいと言われたけど不安」

こうした初期〜境界域の相談が非常に多い病気です。

この段階で重要になるのが、
**薬よりもまず「食事管理」**です。


腎臓病でフードが重要になる理由

腎臓は一度傷むと、元に戻ることはほとんどありません
そのため治療の目的は、

「進行をどれだけゆっくりにできるか」

になります。

食事管理が重要な理由は以下の通りです。

① リンの摂取量を抑える

リンは腎臓に負担をかけ、
腎機能低下を加速させる因子です。


② タンパク質の「量と質」を調整する

極端な制限ではなく、
質の良いタンパクを適量が重要です。


③ ナトリウム・ミネラルバランス

血圧・脱水との関係もあり、
腎臓病では細かな設計が求められます。


獣医師が考える「腎臓病初期の食事管理」

よくある誤解として、

「腎臓病=すぐ療法食」

と思われがちですが、
初期段階では“段階的な対応”が現実的です。

初期(境界域・ステージ1相当)

  • 軽度数値異常
  • 無症状

👉 腎臓を意識したフードへの切り替え

中期以降

  • 数値上昇が明確
  • 多飲多尿・体重減少

👉 療法食+獣医師管理


【獣医師おすすめ】腎臓を意識したドッグフード

yum yum yum! 健康マネジメント(腎臓)

「食べてくれない療法食」問題に向き合ったフードで、

腎臓系の療法食と比べ嗜好性が高く安価な点が異なります。

少し腎数値引っかかったけどまだ療法食にするほどでないような方のお試し的な立ち位置に利用。

獣医師としての評価

  • 腎臓を意識したリン・タンパク設計
  • 嗜好性が高く、食べてくれる犬が多い
  • 初期〜軽度腎臓病で使いやすい

こんな犬におすすめ

  • 血液検査でBUN・クレアチニンがやや高め
  • 年齢的に腎臓が気になり始めた
  • 療法食を嫌がって食べない

注意点

  • 重度腎不全には単独使用は不十分
  • 獣医師の指示がある場合は必ず従う

👉 詳細はこちら 【yum yum yum!健康マネジメント腎臓】


療法食が合わない・食べない場合は?

実際の診療現場では、

  • 療法食を全く食べない
  • 食べても体重が落ちる

というケースも少なくありません。

その場合、

  • 嗜好性の高い腎臓配慮フード
  • 水分摂取量の工夫
  • トッピングの工夫

など、現実的な折衷案を取ることもあります。

重要なのは
「完璧を目指して食べなくなる」ことを避けることです。


腎臓病の犬で気をつけたいポイント

・急なフード変更は避ける

7〜10日以上かけて、徐々に切り替えましょう。


・水分摂取を意識する

  • ウェットフード
  • ふやかし
  • 水飲み場を増やす

・定期的な血液検査

フードが合っているかは、
数値で確認することが大切です。


よくある質問

Q. 健康な犬に腎臓用フードは必要?

基本的には不要です。
過度な制限は逆効果になることもあります。


Q. 手作り食は腎臓病に良い?

設計が難しく、
長期的にはリスクが高い場合もあります。


まとめ|腎臓病の食事は「早すぎず、遅すぎず」

腎臓病の食事管理は、

  • 早すぎる制限 → 体力低下
  • 遅すぎる対応 → 進行加速

このバランスが非常に重要です。

獣医師としては、
「今の状態に合った、続けられる食事」
を選ぶことをおすすめします。

👉 初期〜軽度腎臓病で
「療法食が合わない」「食べない」
と悩んでいる場合は、
『yum yum yum!健康マネジメント腎臓』
選択肢の一つです。

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