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獣医師が伝える犬猫の病気や治療の考え方

【獣医師が選ぶ】犬の健康を本気で考えたおすすめプレミアムドッグフード6選|目的別に解説

※本記事は獣医師の視点から、毎日安心して与えられるドッグフードを厳選して紹介します。
病気の治療ではなく、将来の健康を守るための食事選びを目的としています。

普段我々は病気の療法食としてロイヤルカナンやヒルズなどの療法食を処方しますが、

それ以外の目的や腫瘍の際の栄養、食欲不振の際に使えるドッグフードを紹介しています。


獣医師として「毎日のフード」を重視する理由

動物病院で診察していると、

  • 皮膚トラブル
  • 慢性的な下痢・軟便
  • シニア期に入ってからの体調低下
  • 腎臓病や心臓病などの慢性疾患

これらの多くが、長年の食事内容と無関係ではないと感じることが少なくありません。

もちろん、フードだけで病気を防げるわけではありません。
ただし、毎日・一生食べ続けるものだからこそ、

  • 原材料の質
  • 栄養バランス
  • 継続しやすさ

は、健康寿命に大きく影響します。

本記事では、
「健康な今だからこそ選びたい」プレミアムドッグフードを、獣医師の視点で解説します。


今回紹介するドッグフードの評価基準

以下の基準で評価しました。

  • 原材料が明確で、品質が高い
  • タンパク質・脂質のバランスが良い
  • 消化・吸収への配慮がある
  • 長期的に与え続けやすい
  • 将来的な病気予防の視点がある


【獣医師おすすめ】プレミアムドッグフードランキング

🥇 第1位:ミシュワン 小型犬用

**ずっと寄り添うフードで「二十歳を目指す」**というコンセプトが明確な国産フード。

獣医師としての評価

  • 小型犬の顎・消化能力を前提に設計
  • 国産・ヒューマングレード原材料
  • 脂質が過剰でなく、シニア期にも移行しやすい

こんな犬におすすめ

  • 小型犬(特に7歳以上)
  • まだ大きな病気はないが、将来が心配
  • 国産フードにこだわりたい飼い主さん

注意点

  • 大型犬には粒サイズ・設計上やや不向き
  • 高タンパクが合わない犬は量調整が必要

👉 詳細はこちら  「二十歳を目指す」【ミシュワン小型犬用】


🥈 第2位:モグワン

プレミアムドッグフードの中でも知名度が高く、比較の基準になる王道フード

獣医師としての評価

  • 動物性タンパクが主原料
  • 原材料の情報開示が比較的明確
  • 初めてプレミアムフードを試す際の選択肢として優秀

こんな犬におすすめ

  • フード選びで迷っている
  • 食いつきを重視したい
  • 年齢を問わず使えるフードを探している

注意点

  • 食物アレルギーがある場合は原材料確認が必須
  • 体質によっては脂質がやや高く感じることも

👉詳細はこちら プレミアムドッグフード『モグワン』

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🥉 第3位:和漢みらいのドッグフード

西洋栄養学とは違う切り口で、体質改善を目指すフード

がんに特化した組成のフードがあるのはとても貴重で魅力的です。

獣医師としての評価

  • 和漢素材を取り入れた独自設計
  • 食欲不振や便不安定な犬で合うケースがある
  • 「ハマる犬には非常に良い」というタイプ

こんな犬におすすめ

  • 食欲にムラがある
  • 軟便・下痢を繰り返しやすい
  • 一般的なフードが合わない

注意点

  • すべての犬に合うわけではない
  • 効果実感には時間がかかる場合がある

👉詳細はこちら 和漢みらいのドッグフード【トップページ】



第4位:カナガン デンタルドッグフード

「歯の健康」から全身の健康を考えるという視点のフード。

獣医師として重要だと感じる理由
歯周病は、

  • 心臓病
  • 腎臓病
  • 慢性炎症

など、全身疾患と深く関係します。

こんな犬におすすめ

  • 口臭が気になる
  • 歯石がつきやすい
  • 歯磨きが苦手

注意点

  • すでに重度の歯周病がある場合は治療が優先
  • フードだけで歯石が完全に防げるわけではない

👉 詳細はこちら 『カナガンデンタルドッグフード』

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第5位:yum yum yum! 健康マネジメント(腎臓)

初期の腎臓ケアを意識した食事療法食

獣医師としての位置づけ

  • 健康犬向けではなく「早期ケア用」
  • 血液検査でBUN・クレアチニンが気になり始めた段階向け
  • 腎臓系の療法食と比べ嗜好性が高く安価な点が異なる。
  • 少し腎数値引っかかったけどまだ療法食にするほどでないような方のお試し的な立ち位置に利用。

こんな犬におすすめ

  • シニア期に入り腎臓数値が境界域
  • 獣医師から食事管理を勧められた

注意点

  • 若く健康な犬には不要
  • 療法食は獣医師と相談しながら使用

👉 詳細はこちら 【yum yum yum!健康マネジメント腎臓】

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※本記事は、獣医師の立場から犬の腎臓病(慢性腎臓病)における食事管理の考え方と、現実的に続けやすいフード選択について解説しています。犬の腎臓病は「珍しい病気」ではない犬の腎臓病は、高齢になるほど増える[…]

第6位:マックアダムズ ドッグフード(チキン)

ドライフードをなかなか食べてくれず、食ムラが強い途中で飽きてしまうトッピングがないと食べないと悩んでいる飼い主さんは少なくありません。

こうしたケースでは、「栄養設計」以前に「食べること自体」が最大の課題になります。

マックアダムズ ドッグフード(チキン)は、低温調理されたチキンを使用し、香りと食感を重視した設計が特徴のフードです。

獣医師としての位置づけは、「ドライフードを食べない犬に、まず“食べるきっかけ”を作るためのプレミアムフード」。

特に、ドライフードを拒否するフード選びに何度も失敗してきたという犬では、食いつきの良さが大きなメリットになることがあります。

※ すべての犬に合うわけではありませんが、「偏食が強く、他のフードをほとんど食べない」場合には、検討する価値のある選択肢のひとつです。👉 偏食が気になる犬のための選択肢

▶︎ 詳細はこちら 【抜群の食いつき『マックアダムズドッグフード チキン』】

目的別|ドッグフードの選び方まとめ


よくある質問

Q. フードは何歳から見直すべき?
A. 7歳前後(小型犬)を目安に、徐々に意識すると良いです。

Q. 手作り食とどちらがいい?
A. 栄養設計・継続性の面では、信頼できる総合栄養食が現実的です。

Q. フードで病気は防げますか?
A. 完全に防ぐことはできませんが、リスクを下げることは可能です。


まとめ

ドッグフード選びは、
「今の健康」ではなく「5年後・10年後の健康」を考えることが大切です。

獣医師として、
無理なく続けられ、安心して与えられるフードを選ぶことをおすすめします。

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