更新日:2025/12/12
キャットフードは
「何を選ぶかで寿命が変わる」 と言っても過言ではありません。
しかし、
- 種類が多すぎる
- ネットは宣伝だらけ
- “何が良いか”がわからない…
という飼い主さんは本当に多いです。
※本記事は、獣医師の立場から
**「毎日安心して与えられるキャットフードの選び方」**を解説しています。
- 1 猫のフード選びは「犬以上に重要」
- 2 獣医師が考える「良いキャットフード」の条件
- 3
- 4 【目的別】獣医師おすすめキャットフード
- 5 カナガン デンタルキャットフード
- 6 ジャガー キャットフード
- 7 キャットフード選びでよくある質問
- 8 猫の健康を守るために大切なこと
- 9 【健康な猫】におすすめのキャットフード
- 10 🟧 ジャガー キャットフード
- 11 犬猫の栄養管理の基礎知識
- 12 キャットフードの「成分表の読み方」完全ガイド
- 13 年齢別のキャットフード選び
- 14 手作り食は良い?悪い?(獣医師の結論)
- 15
- 16 食欲不振や腫瘍の猫
- 17 腫瘍専用キャットフード
- 18 お腹が弱い猫
- 19 便秘気味の猫
- 20 食事アレルギーの猫
- 21 歯周病や口内炎の猫
- 22 肥満または糖尿病の猫
- 23 心筋症の猫または好発品種
- 24 【腎臓病の猫】におすすめのフード(ステージ別)
- 25 尿路結石の猫
- 26 甲状腺機能亢進症の猫
- 27 安く早く療法食を購入する方法
- 28 まとめ
- 29 栄養管理の基礎知識
猫のフード選びは「犬以上に重要」
猫は犬と比べて、
- 食事の好みが変わりにくい
- 水をあまり飲まない
- 腎臓病・口腔トラブルが非常に多い
という特徴があります。
動物病院でも
「ずっと同じフードを与えていた」
「若い頃から歯が悪かった」
という猫が、中高齢期に一気に体調を崩すケースは少なくありません。
だからこそ、
猫のフード選びは“将来の病気予防”の視点がとても重要です。
猫ちゃんは腎不全や結石など様々な病気に罹患し、食事変更を余儀なくされることが多いです。
獣医師が考える「良いキャットフード」の条件
猫にとって良いフードとは、単に「高級」「人気」なものではありません。
以下の点が重要です。
① 動物性タンパクが主原料
猫は完全肉食動物です。
穀類が主原料のフードは、長期的に見ると負担になることがあります。
② ミネラルバランスへの配慮
- リン
- マグネシウム
これらは、腎臓・尿路疾患と深く関係します。
③ 口腔ケア・歯への配慮
猫は歯磨きが難しく、
歯周病が放置されやすい動物です。
歯の問題は、
- 食欲低下
- 慢性炎症
- 心臓・腎臓への影響
にもつながります。
有名療法食メーカーはロイヤルカナンやヒルズなどがありますが、
各疾患ごとの療法食の使用感(嗜好性と治療反応)をもとに選んでいます。
まずは、栄養管理の基礎知識を理解のうえ選んで頂くと上手く選べると思います。
【目的別】獣医師おすすめキャットフード
🥇 口腔ケアを重視したい猫に
カナガン デンタルキャットフード
「歯の健康」から全身の健康を守るという考え方のフードです。
獣医師としての評価
- 特許取得成分配合
- 噛むことで歯垢付着を抑える設計
- 歯磨きが難しい猫の“現実的な選択肢”
こんな猫におすすめ
- 口臭が気になる
- 歯石がつきやすい
- 歯磨きを嫌がる
注意点
- 重度歯周病がある場合は治療が優先
- フードだけで完全に歯石を防げるわけではない
👉 公式サイトはこちら 特許取得成分配合!『カナガンデンタルキャットフード』
※本記事は、獣医師の立場から猫の歯周病と全身の健康との関係、そして 毎日の食事でできる口腔ケアについて解説します。猫の歯のトラブルは「とても多い」猫は、歯磨きが難しい口の中を見せてくれない[…]
🥈 高タンパク・活動的な猫に
ジャガー キャットフード
動物性タンパク比率が高く、筋肉量維持に向いたフードです。
獣医師としての評価
- 高タンパク設計
- 原材料が比較的シンプル
- 若〜中年期の健康な猫向け
こんな猫におすすめ
- 若い成猫
- 活発でよく動く
- 体型を引き締めたい
注意点
- シニア猫・腎臓が弱い猫には不向きな場合あり
- 食事量の調整が重要
👉 公式サイトはこちら ジャガーキャットフード
※本記事は、獣医師の立場から高タンパクなキャットフードの必要性と、どんな猫に向いているのかを解説しています。普段我々は病気の療法食としてロイヤルカナンやヒルズなどの療法食を処方しますが、それ以外の目的や腫瘍の際の栄養、食欲[…]
キャットフード選びでよくある質問
Q. 市販フードとプレミアムフードの違いは?
原材料の質、ミネラル設計、長期的な安全性に差が出ます。
Q. 途中でフードを変えてもいい?
はい。
年齢・体調に合わせて見直すことはむしろ重要です。
Q. 手作り食の方がいい?
栄養設計が難しく、
長期的には総合栄養食の方が安全なケースが多いです。
猫の健康を守るために大切なこと
猫は体調不良を隠しやすく、
気づいたときには病気が進行していることも珍しくありません。
だからこそ、
- 若いうちからのフード選び
- 歯・腎臓を意識した食事
- 定期的な見直し
が、将来の健康につながります。
その他に、
【健康な猫】におすすめのキャットフード
以下は 「動物性タンパク多め」「消化性が高い」「品質が安定」 を基準に選んだもの。
🟧 ジャガー キャットフード
- 高タンパク設計
- 原材料が比較的シンプル
- 若〜中年期の健康な猫向け
👉 公式サイトはこちら ジャガーキャットフード
🟩 ロイヤルカナン インドア/センシブル
- 栄養バランス良好
- 毛玉対策にも
- 多くの病院で使われる定番
🟦 ヒルズ サイエンスダイエットPRO
- 消化性が高い
- 原材料の質が安定
- コスパ良い
🟨 ピュリナワン
- 入手しやすい
- 食いつき良い
- 初めてのフードにも
健康猫は“総合栄養食 × 継続できるフード”が最強
犬猫の栄養管理の基礎知識
病気を患う犬猫は栄養不足になっていることが多く、
がんなどの大病を患う犬猫は大幅な栄養不足により痩せてしまうことが多いです。
ご飯を選ぶ前にまず栄養管理について知っておいてくださいね。
更新日:2025/12/12お家の子は栄養は足りていますか?犬猫は言葉を話せません。犬猫が十分な栄養摂取ができているかは正確な知識をもって、客観的に評価する必要があります。なぜ『栄養』のこと[…]
キャットフードの「成分表の読み方」完全ガイド
ここは 他サイトとの差別化ポイント。
◆ 原材料(一番重要)
最初に「チキン」「サーモン」など 動物性タンパク が来ているか。
◆ 保証分析値
特に見るのはこれ↓
- 粗タンパク質
- 粗脂肪
- 粗繊維
- オメガ3/6
- リン(腎臓病では要チェック)
◆ 乾物換算(すべての猫飼いが知るべき)
水分量によって成分が変わるため、
乾物換算(DM) で考えるのが基本。
DM % = 成分% ÷(100 − 水分%) × 100
年齢別のキャットフード選び
🐱 子猫
- 高タンパク
- 高カロリー
🐱 成猫
- バランス重視
- 運動量に合わせて調整
🐱 シニア猫
- 腎臓ケア
- 消化性
- 関節ケア
- 食べやすさ(ウェット増やす)
手作り食は良い?悪い?(獣医師の結論)
❌ 結論:基本はおすすめしない
理由:
- 必須栄養素が不足しやすい
- タウリン不足
- カルシウム不足
- リン過多
- 病気を悪化させる可能性
🟩 どうしても手作りしたい人は…
- 獣医師+栄養士のレシピ
- 栄養補助パウダーを併用
- 生肉は避ける(衛生リスクあり)
食欲不振や腫瘍の猫
腫瘍猫は
「エネルギー消費が大きく、筋肉が落ちやすい」 のが問題。
✔ 高タンパク質
✔ 高消化性
✔ 高脂肪(体重維持目的)
がポイント。
食べられない=QOL低下なので、
嗜好性を最優先にしてOK。
高齢や腫瘍を患った猫ちゃんは食欲不振となり、痩せてきてしまいます。
痩せる理由は、栄養不足で体の脂肪や筋肉を分解しエネルギー源にするためで、悪液質といいます。
このような猫ちゃんへの栄養管理には、
高脂肪×良質なタンパク質のエネルギー効率が高く、
嗜好性が高い食事が必要で、栄養価の高い缶詰が好ましいです。
腫瘍専用キャットフード
腫瘍は成長に多くのエネルギーを使用するので、
しっかり食べていても腫瘍に栄養が奪われてしまうのでどんどん痩せてしまいます。
そのため腫瘍を患っている犬猫はより十分な栄養管理が必要となります。
その際のポイントはエネルギー源はなるべく良質なタンパク質と脂肪です。
これはまず、炭水化物は腫瘍が成長に使用してしまうからです。
腫瘍を患っている場合の栄養管理については下記を参考に栄養を考えてあげてください。
更新日:2025/12/12お家の子は栄養は足りていますか?犬猫は言葉を話せません。犬猫が十分な栄養摂取ができているかは正確な知識をもって、客観的に評価する必要があります。なぜ『栄養』のこと[…]
お腹が弱い猫
このお腹が弱いとは、食事やストレスで便が柔らかくなりやすいなどの症状を有する猫ちゃんを指します。
慢性的な消化管の病気に罹患している猫ちゃんは消化に良いフードを選ぶべきです。
🟦 ビロウ
- 嘔吐しやすい猫向け
- タンパク質が消化されやすい
🟩 ロイヤルカナン 消化器サポート
- 下痢・軟便を繰り返す子
- 胃腸が弱い子にも
🟧 ヒルズ i/d
- 急性胃腸炎から慢性症状まで
また、お腹を壊しやすい猫ちゃんは食欲にもムラができやすいので、嗜好性の高さも大切です。
それらを備えているのは
特にこの缶詰は経験上嗜好性が高いので、
嗜好性が低下した消化器疾患の猫に使用することができます。
下痢を繰り返す場合は食事以外にも何か原因がある場合が多いです。
更新日:2025/12/5犬や猫が下痢をしたとき、原因は多岐に渡ります。一時的な胃腸の不調から、感染症、寄生虫、腫瘍、臓器疾患まで――。軽く見ず、適切に原因を探り、適切な対処をすることが大切です。この記事では「下痢[…]
便秘気味の猫
便が毎日出なかったり、硬い便だったり、巨大結腸症の猫ちゃんは便を柔らかくする必要があります。
この病態は食事療法が極めて重要であり、反応が良いので確実に食事変更を行うべきです。
ドライフードでは、
が最も治療反応が良いです。
併用するウェットフードでは
です。
猫の便秘はこの2種類で管理できます。
便秘の治療に関しては↓を参考にしてください。
更新日:2025/12/6ヒトと同じように犬や猫にも便秘は存在し、特に猫においては高齢になると便秘で悩む子は多くなります。おうちの子は毎日快便ですか?何日便がでなかったら動物病院に行くべき?食事でな[…]
食事アレルギーの猫
猫は意外と食物アレルギーが多い。
◆ ① 限定タンパク質(LID)
- ロイヤルカナン セレクトプロテイン
- ヒルズ z/d(加水分解)
◆ ② 新奇タンパク質
- うさぎ
- 七面鳥
- ダック
→ 痒み・下痢の改善例多い
何らかの食事にアレルギーがあり、下痢や皮膚の痒みがある猫は、
アレルゲンを含まない食事にする必要があります。
しかし、猫の食事アレルギーは診断がとても難しいので、
必ず動物病院で診断を受けたのちに食事変更を行うようにします。
アレルギーに対する療法食としてはドライ、ウェットともに
です。
猫ちゃんのアレルギーはとても難しいです。
食事だけが原因でないことも多くさまざまな観点から診断、治療が必要になります。
更新日:2025/12/9猫が体をかゆがる、しきりに舐める、毛が抜ける、フケが出る——。これらは「皮膚がかゆい」サインです。猫の皮膚トラブルは非常に多く、アレルギー・寄生虫・感染・ストレス・ホルモン異常 など原因はさまざま[…]
歯周病や口内炎の猫
歯周病や口内炎は猫においてとても多い病気です。
歯周病の多くは柔らかいフードを長期的に食べることで発生しやすくなります。
そのため、歯に配慮したデンタルフードは健康なうちから始めておくといいでしょう。
このデンタルケアのキャットフードは種類が少なく、健康な猫ちゃん用に紹介したカナガンから出ている
が嗜好性と効果的におすすめです。
猫ちゃんの口内炎はとても治療が悩ましい病気のひとつです。
食事と併せて参考にしてください。
肥満または糖尿病の猫
猫ちゃんは肥満気味の子が多く、また猫の肥満は多くの病気を引き起こすため注意が必要です。
また、犬と違い運動での減量が難しいため、正しい食事管理を必要とします。
厳密な減量や糖尿病の管理を必要とする場合は療法食に変更し、それ以外の食事は可能な限り控えます。
その際は、ドライとウェットともに
が嗜好性も高く、体重と血糖値のコントロールが行いやすいです。
また、嗜好性も高めた肥満フードもネット限定で販売されています。
猫ちゃんの糖尿病は完全なる生活習慣病です。
飼い主の責任としてここはしっかりとした知識をもっていてくださいね。
更新日:2025/12/9ヒトで認められる病気の多くは犬猫にも存在しています。糖尿病も猫ちゃんでとても多く認められる病気のひとつであり、適切な治療の有無がその子の人生を大きく左右します。では、猫ちゃんはいつ[…]
心筋症の猫または好発品種
猫ちゃんは心筋症が実はとても多く、特に純血種の猫ちゃんは年齢を重ね心臓病を患うことが多いです。
心臓病をケアした食事は多くはありませんが存在しています。
目的はミネラルバランスの調節です。
摂取塩分が多くなると心臓への負担が大きくなるので、
心臓用の食事は塩分を調整されています。
また、心臓が悪くなると循環不足になり腎臓病を併発することが多いので、
その両方をケアした食事が望ましいです。
あまり多くは種類がありませんが、
は心臓と腎臓をケアした食事なので有用です。
基本的に猫の心臓ケアフードは珍しく、ネット限定ではありますがもうひとつ存在している程度です。
猫ちゃんの悩ましい心筋症について詳しくまとめています。
更新日:2025/12/9猫の心臓病は、犬と違い 先天性より“心筋症(心臓の筋肉の病気)”が圧倒的に多い のが特徴です。特に以下の3タイプが中心です:肥大型心筋症(HCM)※最も多い拡張型心筋症拘[…]
【腎臓病の猫】におすすめのフード(ステージ別)
腎臓病は猫で最も多い病気。
早い段階で療法食に切り替えると寿命が延びるというデータがある。
◆ 初期(Cre 1.6〜2.4)
- ロイヤルカナン 腎臓サポート セレクション
- ヒルズ k/d 早期ケア
- ピュリナ NF Early Care
◆ 中期〜進行期(Cre 2.5〜)
- ロイヤルカナン 腎臓サポート
- ヒルズ k/d
- ピュリナ NF
◆ ポイント
嗜好性が落ちるので複数種類をローテ
リン制限が最重要
タンパク質は完全制限ではなく「質を選ぶ」
慢性腎臓病は高齢の猫ちゃんで最も多い病気です。
また、この病気は食事管理が極めて重要であり、いかに食事内のタンパクやリンを少なくし、
腎臓に負担をかけないようにできるかが寿命に影響するというデータがあります。
また、腎臓病の猫ちゃんは脱水しがちなので、いかに口から水分が取れるかが重要になります。
水分は普段からウェットフードを食べている猫ちゃんの方が多く摂取できているというデータがありますので可能な限りウェットフード中心がいいです。
歯のことを気にする方もおられますが、優先順位が異なります。
ウェットフードは猫ちゃんによって好みがありますので、いろいろ試してみる方がいいです。
ヒルズのk/dを食べない子がロイヤルカナンの腎臓サポートなら食べれたり、など慢性腎臓病の子は嗜好性が様々です。
選択肢として試すべき腎臓系の缶詰は
まず、
です。
これはあまり知られていませんが、パウチとして存在し、経験上嗜好性が高いです。
比較的柔らかいペーストをペロペロ食べるタイプの子におすすめです。
あと、
は、比較的食べ応えがあるので、ドライフードが好きな歯ごたえを大切にする猫ちゃんにおすすめです。
またツナ味とチキン味があり好みに合わせることも可能です。
腎臓食はこの2強であり、この2つに優劣はありません。
最後にもうひとつ、
というパウチは上記の2つにあまり興味を示さなかった子で、
とても嗜好性が高く食べてくれた経験が何度かあるウェットフードです。
腎不全は点滴をしていればいい、というようなイメージをもちがちですが、それは間違いです。
更新日:2025/12/6寒くなりヒトを含め動物は水分摂取量が少なくなります。猫ちゃんは寒くなり水を飲まなくなるとどうなるでしょうか?冬に猫ちゃんが体調を崩し、近くの病院で毎日点滴しても腎不全が改善しない場合はセカ[…]
尿路結石の猫
尿路結石は若くして問題となることが多い病気です。
結石の生成には食事中のミネラルが関与しているので、
結石ができやすい猫ちゃんは必ずミネラル分を調整しているフードに変更します。
また、これらのフードは維持食なので一生それを食べていて問題ありません。
市販に売られている尿路ケアのような食事は療法食ではなく、
厳密にミネラル調整がされていませんので、
結石をしっかり予防、治療したい場合は少し高くても療法食にすべきです。
おすすめはコストパフォーマンスと嗜好性、治療反応性の総合的に、
です。
缶詰も種類があり、猫ちゃんの嗜好性に合わせて選ぶことができます。
猫はほとんどの結石がシュウ酸Caという成分なので、コンフォートという種類の方がいいです。
尿路結石は極めて痛く苦しい病気なのでぜひ回避できるようにできることをしてあげてくださいね。
甲状腺機能亢進症の猫
高齢になると甲状腺機能亢進症という病気になる猫はとても多いです。
基本的にこの病気は薬を使って治療をしますが、
ヨウ素という成分が甲状腺の機能に関与しているので、
食事中のヨウ素を調整したフードを治療に用いることがあります。
自分が知る限り甲状腺機能亢進症に対する療法食は
のひとつかと思います。
意外と甲状腺機能亢進症は多いです。
特徴や症状を知っていれば早期に気づいてあげることができますので、ぜひ参考にしてください。
更新日:2025/12/9ご高齢の猫ちゃんで、元気食欲はあるけど最近痩せてきたり、ワオーンと夜鳴きをしたりすることはありませんか?高齢になった猫ちゃんにとって甲状腺機能亢進症は極めて一般的な病気でありとても多く遭遇[…]
安く早く療法食を購入する方法
療法食は市販のキャットフードと比較してどうしてもコストがかかります。
療法食の購入は動物病院、大型ペットショップ、ネット販売から行うことができます。
また、療法食のネット購入では
というサイトが有名です。
よくある質問(FAQ)
Q. フードをコロコロ変えていい?
→ OK。ただし軟便時は1つに固定。
Q. ウェットとドライどっち?
→ 併用が最強(腎臓ケアにも良い)。
Q. ご褒美・おやつは?
→ 1日の10%以内。
Q. 偏食がひどい場合は?
→ ウェット→香り付け→温める→ふりかけなど工夫。
まとめ
- 猫は完全肉食寄り → 動物性タンパクが最重要
- 総合栄養食を選べば基本OK
- 病気別に最適なフードは大きく異なる
- 腎臓病・消化器・腫瘍・アレルギーは早期対応で寿命が延びる
- 成分ラベルを読めるようになると“自分で選べる”ようになる
キャットフード選びは難しく見えて、
実は“基本さえ押さえれば簡単”。
ただ猫ちゃんは気分屋なので、
なるべく缶詰も選択肢にある嗜好性が高い療法食をご紹介しました。
今回ご紹介したキャットフードは臨床上極めてパフォーマンスが高いですが、
猫ちゃんによって好みは異なりますので、お家の猫ちゃんの口に合わせてご参考ください。
まとめ
キャットフードは
**「今食べてくれるか」だけでなく、「10年後も元気か」**で選ぶことが大切です。
獣医師として、
無理なく続けられ、現実的に健康を守れるフードをおすすめします。
栄養管理の基礎知識
更新日:2025/12/12お家の子は栄養は足りていますか?犬猫は言葉を話せません。犬猫が十分な栄養摂取ができているかは正確な知識をもって、客観的に評価する必要があります。なぜ『栄養』のこと[…]