寒くなりヒトを含め動物は水分摂取量が少なくなります。
猫ちゃんは寒くなり水を飲まなくなるとどうなるでしょうか?
冬に猫ちゃんが体調を崩し、近くの病院で毎日点滴しても腎不全が改善しない場合はセカンドオピニオンを求めましょう。
そのような猫ちゃんの理由をお話しします。
腎数値が下がらない原因
点滴しても数値が下がらない原因は主に2つあります。
1つは、腎臓自体のダメージが大きく回復に時間がかかる場合。
これは、十分な支持治療をしながら回復を待つしかありません。
もう1つは、腎臓の機能の問題じゃない場合です。
その多い理由が、
・尿路結石
・腎盂腎炎(尿路細菌感染症)
・腫瘍(リンパ腫が多い)
です。
この2つ目の原因の場合はどれだけ頑張って点滴をしても腎数値は十分には下がりません。
では、どうすべきでしょうか?
セカンドオピニオンの役目
セカンドオピニオンの役目は、腎不全の原因を正しく評価してもらうことです。
これは、命を左右します。
動物病院によっては血液検査だけで腎不全と診断し、ひたすら点滴を行います。
しかし、
腎不全には、点滴では良くならないタイプが少なくありません。
それを、必ずエコー検査と尿検査でも評価すべきです。
腎臓が感染している場合は抗生剤を使わないと治りませんし、
腎臓が腫瘍に犯されてる場合は腫瘍の治療、
結石がつまっている場合は外科手術をしなければ、
腎不全はよくなりません。
【経験談】セカンドオピニオンの大切さ~一度末期の腎不全と見捨てられた猫~
まとめ
動物病院はセカンドオピニオンが重要です。
治りが悪いと思われた場合は、素早くセカンドオピニオンを求めてください。
特に腎不全の場合は、数時間、数日が手遅れとなり命に関わります。
何よりもまず、この冬は腎不全にならないよう、
しっかり猫ちゃんに水を飲ませましょう。
これが1番大切です。
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