新型コロナ感染症は犬猫が感染しないとしても犬猫の命に関わっています。
それは、自宅療養やクラスターなどによって動物病院への来院が困難となり、
必要な治療が受けられない状況、飼い主様がおられるためです。
その際の逃げ道として理解のある動物病院を見つけ、薬のみの郵送や往診等を依頼するか、
ネット情報やネット購入に頼るしかありません。
飼い主様ご家族がコロナウィルス感染症になり、国から外出禁止を命じられ、
動物病院としては無責任な処方ができない状況で、犬猫が投薬難になることはやるせない状況です。
本サイトではそのような飼い主様が、心配な症状や病気について理解できるように多くの病気をまとめています。
しかし、薬を処方することは不可能です。
薬が飲めなくて、予防薬が入手できなくて病気になるような状況の場合は、
飼い主様個人の判断と責任において個人購入可能な予防薬や薬が一部に限り存在しています。
コロナ渦のなかどうしようもない場合においても、
まず動物病院にご相談いただけたらと思います。
個人購入/輸入の考え方
ペット医薬品はヒトの薬と同様に薬事法と呼ばれる法律で管理されています。
この薬事法においては、ペット用の医薬品の購入や輸入は個人の飼育するペットに対して、
個人の利用に対しては認められています。
つまり、ご自身のペットに対して購入、輸入し使用することは可能であるということです。
詳しくは下記に詳しく記載されていますので、
【ペットくすりの個人購入について】
をお読みください。
個人購入/輸入可能な薬と予防薬
個人購入/輸入されている薬剤は下記のとおりです。
痒み止め:アポキル、シクロスポリン(ネオーラル)
各種フィラリア/ノミダニ予防薬
痛み止め:オンシオール、プレビコックス
吐き気止め:セレニア
その他:フラジール、ウルソ
上記以外にも購入可能な薬剤はあるようです。
痒み止め(アポキル、シクロスポリン)
痒みの治療に関して詳しくまとめています。
正しく理解して使用ください。
犬猫の皮膚病の多くは何かしらのアレルギーが関与していることは多いです。慢性的な痒みや皮膚病を繰り返している犬猫は、アレルギーなのか適切に診断し、適切に治療を行う必要があります。では、どのような検査を行い、[…]


フィラリア/ノミダニ予防薬
基本的に日本は遅くても4月から予防を開始します。
詳しくは下記にまとめています。
併せて読みたい関連記事1月になり蚊やノミダニが少なくなり、予防をどうしたらいいのか悩まれる方が多いです。なんとなく夏の間予防をしている、という方が多いと思います。コロナ自粛もあり動物病院に来院しずらく予防がおろそかになってる飼い[…]

痛み止め(オンシオール、プレビコックス)
痛み止めは言葉を話せない犬猫にはとても大切な治療になります。
しかし、用法用量によっては内蔵への影響があります。最も注意が必要です。
下記に鎮痛治療のポイントをまとめています。
動物は言葉を話すことができません。そのため、様々な小さなサインを感じ取ってあげなくてはなりません。その中でも多く気づけていないサインとして痛みがあります。今回は犬猫の痛みについてお話しします。痛みの症状・サ[…]


吐き気止め(セレニア)
セレニアは極めて安全×優秀な吐き気止めです。
正しい使用方法は下記をご覧ください。
お家の子が下痢をしたり吐いてしまったり、消化器症状は犬猫において最も多い来院理由のひとつです。また、これらの消化器症状を治すためには様々な胃腸薬が存在し、目的に応じて処方します。しかし、すべての薬について十分にご説[…]
