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犬猫の皮膚のできもの~悪性?判断基準と良性で切除するパターン~

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コロナ禍でおうちで過ごす時間が長くなっているこの機会に、

おうちの身体を頭から尾までよく触れてみてください。

今まで気づかなかった身体の変化を気づくことがあるかもしれません。

そのなかで、身体にイボを見つけることは少なくありません。

そのイボを見てどう思いますか?

まだ小さいから悪くないだろう。

触って本人気にしないから大丈夫だろう。

悪性の腫瘍だったら困るから明日動物病院へ連れていこう。

様々な感情を抱かれると思います。

コロナ禍でなかなか動物病院も行きにくい中で、

おうちでのイボの様子の見方のポイントをお伝えします。

それって腫瘍?

まず、見つけたイボは本当に腫瘍でしょうか?

腫瘍のように見えて多いものに膿皮症とよばれる皮膚の細菌感染症があります。

膿皮症の場合は、腫瘍と比べて隆起が低く、

5ミリほどの赤い蕁麻疹のような見えかたをし、

多くの場合身体の様々な部位に複数見られます。

一方で、腫瘍の場合は色は様々ですが隆起しコリコリしています。

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悪性?良性?

皮膚のできものが悪性か良性か、

見た目だけで判断することはできません。

しかし、それを推測することはできます。

悪性の腫瘍を疑うのは、

・1~2㎝以上の大きさである場合

・ここ数週~数ヵ月で大きさが増大した場合

・表面がジュクジュクと自壊している場合

・固く中身が充実しているできものの場合

などです。

発見したあと上記の点に注意して少し様子見て、

当てはまる場合は動物病院で針を用いた細胞診検査をしてもらいましょう。

病院によっては十分に実施してもらえない場合は下のコラムを参考に、

セカンドオピニオンの動物病院を探しましょう。

セカンドオピニオン動物病院の選び方

【どこがいい?】動物病院の適切な選び方~先生・設備・治療費~

良性で手術するパターン

良性の腫瘍を疑う場合でも手術することがあります。

それは、

・そのできものが本人の生活の邪魔や痛みになっている場合

・細胞診断では診断があいまいで、確定診断をつける必要がある場合

などです。

良性の腫瘍でも、年単位では大きくなるのでできる場所によっては本人に煩わしいものになります。

しかし、良性の場合は転移や生命活動を脅かすことはありませんので、じっくり考える時間はあるでしょう。

まとめ

犬猫の皮膚のできものは良性~悪性まで様々あります。

特に犬では多くのイボは良性ですが、

猫の場合はその確率は逆転します。

犬も猫ももっとも多い皮膚の悪性腫瘍に肥満細胞種と呼ばれる腫瘍があります。

もし、怪しいできものがあった場合はご参考ください。

猫に最多の肥満細胞腫について

猫のできもの半分以上悪性?よく遭遇する肥満細胞腫について ~手術?ステロイド?無治療?~
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